バリ島、日本とも入国時の隔離滞在なし

2022年3月23日にインドネシア・バリ島の入国時規制条件が、また4月1日に日本帰国時の滞在規定が変更となり、バリ島旅行での隔離待機が完全になくなりました

主な規制変更店は以下の通り
<バリ島入国>
・ワクチン接種2回済みなら入国後の隔離滞在は不要
・指定ホテルの予約および入国後3日目のPCR検査も不要
<日本帰国時>
・ワクチン接種3回以上なら帰国後の自宅待機は不要
・帰国後公共交通機関の使用も可

今回は2022年4月1日時点でのバリ島および日本の入国条件や隔離滞在規定、必要書類などをご紹介します。

ワクチン接種3回以上ならバリ島でも日本帰国時も隔離滞在は無く、入国後すぐに行動ができるようになりました。
これで、ますますバリ島旅行に行きやすくなりました。

ご注意
今回ご紹介している入国条件等は、バリ島にて入国手続きを行う場合のものです。
ジャカルタ経由の場合は、指定ホテルに1泊宿泊等、条件が変わってきますので、ご注意ください。

4月7日、在デンパサール日本総領事館よりお知らせがあり、バリ島空港到着時のPCR検査は廃止になったとのことです。
ただし、日本出国48時間前以内のPCR検査陰性証明書は引き続き必要です。

4月9日より、インドネシア国外からバリ島に渡航する場合のeHAC登録は不要となりました。
ただし、PeduliLindungiのインストールと個人プロフィールの登録、並びに国内線利用時のeHACは従来通り必要です。

バリ島入国時の条件と規制内容

バリ島では2022年3月23日より入国条件、規制内容が変更になりました。

入国条件

以下の条件を満たしていれば、バリ島に入国ができます。

  • 残存日数が6か月以上残っているパスポート
  • ワクチンを2回以上接種し、最後の接種から14日以上経過している事
  • 日本出発より48時間前以内にPCR検査を受け陰性である事
  • バリ島で利用可能な補償金額が5億ルピア(約450万円)以上のコロナ対応医療保険に加入している事
  • 有効な入国ビザを保有しているか、到着空港でVOA(到着ビザ)を取得する事
  • インドネシアコロナ管理アプリPeduliLindungiのインストール
  • 電子健康状態報告eHACの入力(4月9日より不要)

必要書類

バリ島入国に際し以下の書類が必要です。
日本出発時に航空会社カウンターにて必要書類の確認があり、不備がある場合搭乗拒否されることがあります。

  • 残存日数が6か月以上あるパスポート
  • ワクチン接種証明書(英文でQRコードがあるもの。電子証明書でも可能)
  • PCR陰性証明書(英文で、医療機関と医師のサインがあるもの)
  • コロナ対応の医療保険証書(英文でコロナ対応の記載があるもの)
  • 有効なビザ(VOA取得予定の方は不要)
  • PeduliLindungiのインストール
  • 電子健康状態報告eHACの入力(eHACはPeduliLindungiアプリの中にあります)(4月9日より不要)

PCR陰性証明書は医師のサインがない簡易検査での証明書でも入国できたという例もございますが、インドネシアから出されている指示書には医師のサインが必要となっておりますので、サインなしの証明書はおススメできません。

バリ島空港到着時に医療保険証の確認は行っていないそうですが、日本出国時の空港カウンターでチェックされることがあります。
またバリ島でも抜き打ちでチェックされる可能性もありますので、医療保険には加入しておく方がよいでしょう。

18歳未満の方はワクチン接種証明書の提示は不要です。

入国時の手続き

バリ島到着後、以下の手順で手続きを行います。

  1. 必要書類の確認。問題がなければ管理用QRコードが印字されたレシートが渡されます。
  2. 子健康報告eHACの入力確認(4月9日より不要)
  3. PCR検査。この時検査費用(Rp275.000)を支払います。(4月7日現在このPCR検査は行っていません)
  4. VOA(到着ビザ)の取得(費用Rp500.000)
  5. 入国審査・税関検査
  6. 以降、自由行動(エアポートタクシーや送迎サービスなど利用可能)
  7. 空港で受けたPCR検査の結果が出るまでホテルの部屋で待機
  8. PCRの結果が陰性であれば、以降は自由に行動ができます。

VOA費用はクレジットカードでも支払い可能ですが、回線障害などでカード読み取り機が使えない事があります。その場合は日本円での支払いも可能です(両替レートは悪いです)

PCR検査の結果はPeduliLindungiもしくはeMAILで送られてきます。
検査後2~4時間程度で結果が出ますが、観光客が増えるともっと時間がかかる事も予想されます。

バリ島空港到着時サーモグラフで体温チェックが行われます。この時37.5度以上の方はPCR検査を受けて頂きます(費用は自費)。
PCR検査を受けた方は、その結果が出るまでホテル等で待機となります。

最初の手続きでQRコードが印字されたレシートを渡されます。
以降の手続きはこのQRコードで管理しますから、すぐに提示できるようにしておいてください。
また、念のため帰国するまで大切に保管しておいてください。パスポートの中に挟んでおいてもいいでしょう。

ショッピングモールや各種施設に入場する場合、ワクチン接種証明書の提示が求められることがあります。
電子証明書でも構わないので、スマホ等に保存し、すぐに出せるようにしておきましょう。

ワクチン未接種および1回接種の方

ワクチン未接種の方で、健康上の理由でワクチン接種ができない旨、国立病院の診断書が提示できる方は、入国後の隔離滞在が不要です。

その他、ワクチン未接種並びに1回接種の方は入国後指定ホテルでの隔離待機が義務付けられています。
未接種の方は4泊5日の隔離待機で4日目にPCR検査を受け陰性ならば5日目に隔離終了。
1回接種の方は2泊3日の隔離待機で2日目にPCR検査を受け陰性ならば3日目に隔離終了。

インドネシアの規則は予告なく変更されることがありますので、ご了承ください。

日本帰国時の水際対策

インドネシア・バリ島から帰国された方はワクチン接種状況により規制が違います。

ワクチン接種3回以上(ブースター接種済み)の方

ワクチン接種3回以上の方は、指定施設での待機(強制隔離)や自宅等での待機(自主隔離)は必要ありません。
帰国時空港で受けるPCR検査が陰性でしたら、以降は自由に行動が可能。
公共交通機関の利用もできます。

ワクチン接種2回以下(ブースター未接種)の方

ブースター未接種の方でも指定施設での待機(強制隔離)は不要です。
ただし、自宅等で7日間の待機が必要です。

帰国到着時に空港で受けたPCR検査が陰性の場合、自宅等の待機場所へ移動します。
移動の際は公共交通機関の利用が可能ですが、到着後24時間以内に待機場所へ移動してください。

帰国前にスマホに管理アプリMySOSをインストールします。
待機中はMySOSにて滞在場所および健康状態の報告をします。報告がない場合はペナルティがあります。

待機3日目に自主的にPCR検査を受け、その陰性証明をMySOSを使って報告すれば4日目で待機は終了となります。
PCR自主検査ができる病院リストは以下リンク先にあります。リストにない検査機関での検査は認められないようです。
自主検査機関の検索

帰国時に必要な書類

日本帰国時には以下の書類が必要です

  • ワクチン接種証明書
  • 出発72時間前以内に受けたPCR検査陰性証明書

ワクチン接種証明書は外国で受けたワクチン接種証明書でも構いません。
ただし、日本政府が有効性を認めているワクチンは以下の通り。
ファイザー/モデルナ/アストロゼネカ/ヤンセン
これ以外のワクチンを接種された方は未接種扱いとなります。

また、日本政府が認めているブースター接種は以下の通り。
ファイザー/モデルナ
これ以外のワクチン接種はブースター接種として認めておりません。

バリ島でのPCR検査について

日本帰国時は、バリ島を出発する72時間前以内に検体採取したPCR陰性証明書が必要です。

バリ島内では至る所でPCR検査や抗原検査が受けられますが、日本帰国時に必要な証明書がもらえない可能性もあります。
以下リンクは在デンパサール日本総領事館がまとめた在留邦人がよく利用するPCR検査が受けられる医療機関のリストです。
こちらを参考に、PCR検査を受けてください。
バリ州におけるPCR検査が受検可能な医療機関情報|在デンパサール日本総領事館

この中でも、サヌールのバリマンダラ病院は、実績もありまた、政府指定病院でもあるので、おススメできると思います。