バリ島ワクチン未接種者でも入国可能

2023年6月9日より、バリ島入国の条件が緩和され、ワクチン未接種者でも入国が可能となりました。

インドネシア政府はコロナ行っていた国内外の移動に関する各種規制を撤廃すると発表しました。
これにより、インドネシアへの入国の条件となっていたコロナワクチンの2回以上の接種、健康アプリSatu Sehatのインストール、公共交通機関でのマスクの着用は撤廃されました。

この記事では、今回の規制緩和の内容と今後の入国条件のまとめを紹介させていただきます。

これまで、コロナ対策のためにワクチン未接種者は入国のために医師の診断書が必要でしたが今後は不要となります。
これでバリ島渡航へのハードルがぐっと下がり、だれでも気軽にバリ島旅行を楽しめるようになりました

今回の規制緩和の内容

2023年6月9日付でインドネシア政府COVID-19タスクフォース議長および国家災害管理庁長官署名により、「2023年第1号健康規格回章」が発効されました。
これにより、従来出ていました国内外移動時に関する各種規制が撤廃されました。

2023年第1号健康規格回章の規制内容

今回発行された2023年第1号健康規格回章の内容(抜粋)

  • 高齢者や脆弱者への2回目のブースター接種の奨励
  • 健康な人はマスク着用は不要、ただし体調不良時には着用を推奨
  • 手指の消毒もしくは流水と石鹸で洗浄
  • 体調不良時には人込みは避ける
  • 健康管理のためにアプリSatu Sehatの活量を推奨

撤廃された規制

この2023年第1号健康規格回章の発令により、従来出ていた国内外移動者に関する以下の規制が撤廃されました

  • ワクチン接種証明書の提示
  • 公共交通機関でのマスクの着用
  • 健康管理アプリSatu Sehatのインストールと登録

海外旅行者への影響

これまで海外旅行者については、これまで義務付けられていたワクチン接種証明書もしくは接種不可の理由を証明した医師の診断書の提示とSatu Sehatアプリのインストールが撤廃されました。

このことにより、ワクチン未接種者やワクチン接種証明書を持たない方でもバリ島への渡航が可能となりました。

今後のバリ島への渡航条件

2023年6月9日以降、バリ島に入国するための条件は以下の通りとなります。

  • 有効期限が6か月以上残っているパスポートの所持
  • 帰国便の航空券(予約券、E-チケットでも可)
  • 有効なビザの所持
  • E-CD(電子通関申告)

ビザについて

外国人はバリ島に入国する際には必ず必要なビザの取得をしなくてはいけません。

30日以内の観光旅行の場合は、VOA(Visa on Arrival・到着ビザ)と呼ばれる観光ビザを取得します。
VOAは30日間の滞在が可能で、入国後延長手続きをすれば最長60日間の滞在ができます。

VOAは到着空港もしくはオンラインで取得。

到着空港で取得する場合は、入国審査会場入り口の専用ブースにて、パスポートと帰国便チケットを提示して取得します。
取得手数料はRp500.000で、日本円、米ドル、クレジットカードでのしか来ができます。

オンラインで取得する場合は、専用のサイトから申請。
取得手数料はクレジットカードでの決済となりますが、決済手数料が加味されRp519.000の支払いとなります。
オンライン取得の方法は「e-VOA到着ビザのオンライン申請方法」をご覧ください

E-CD電子通関申告

海外からの入国時に必要な税関申告。
従来は専用の用紙に手書きで書いていましたが、現在はオンラインでの申告となっています。

オンライン申告は専用のサイトにアクセスして行います。
バリ島に到着の3日前から申告ができますので、日本出発前に行っておくことをおすすめします。

電子通関申告のやり方は「e-CD電子通関申告書の書き方」を参考にしてください。

注意項目

インドネシア政府は入国時のワクチン接種証明書の提示や公共交通機関でのマスク着用義務の撤廃をしました。
しかし、搭乗される航空機においては航空会社の社内規定などにより、接種証明書の提示やマスク着用を求められることがあります。
渡航前には、念のため航空会社にワクチン接種証明書の要・不要、マスク着用などについて確認してください。