新型コロナウイルス対策・バリ島

ヨーロッパ、アメリア等を中心とした新型コロナウィルス変異種の感染拡大を受け、バリ島およびインドネシアでは、外国人の入国、国内移動に関する規制並びに社会活動制限(PPKM)を行っております。

この記事では、在デンパサール日本領事館より発表されたこれら規制の要旨についてお知らせいたします。
ただし、規制は感染拡大状況によって時々刻々と修正されています。
今回お知らせするのは2021年1月22日現在の最新状況でございますので、必要な場合は各自さらに最新の情報を入手するようお願いいたします。

参考サイト
在デンパサール日本総領事館

バリ島内における社会活動制限(PPKM)

社会活動制限発令状況

バリ島のデンパサール市、バドゥン県、ギャニャール県、タバナン県、クルンクン県では、以下の社会活動制限(PPKM)が発令されています。
制限内容は各県ごとに細かい違いはありますが、ここでは規制の要旨について説明します。
各県の詳しい規制内容は、以下在デンパサール総領事館発信の情報ご確認ください。

ちなみに
バドゥン県はクタ、スミニャック、クロボカン、チャングー、ジンバラン、ヌサドゥア、ウルワツがある県です。
ギャニャール県はウブドやスカワティがある県になります。
タバナン県にはタナロットやジャティルイが、クルンクン県にはスマラプラ宮殿があります。

社会活動制限の概要

以下の項目を順守してください。
細かい内容については、各県ごとに違いがありますので、ここでは概要のみお知らせいたします。

  • 健康プロトコルの順守
    マスクの着用、石鹸を用いた手洗い、アルコール消毒、ソーシャルディスタンスの確保、集会の禁止
  • 教育活動のオンライン実施
  • モール等の商業施設や伝統的市場の営業時間制限
  • 宗教施設、寺院などの入場者数制限
  • 在宅勤務励行

この社会活動制限は1月11日から2月8日となっていますが、感染状況によっては延長もあり得ます。

外国人の入国に関する規制の強化

外国人の入国停止措置

KITAS(一時滞在許可)やKITAP(定住許可)保持者以外の外国人の入国並びに新規ビザ発給を一時的に停止しています。

この措置は当初1月1日~1月14日とされていましたが、2月8日まで延期となりました。

許可された外国人が入国する場合

KITASやKITAPを所有する外国人のインドネシア入国は許可されていますが、入国する際には、以下のような規制があります。

  • 出発時刻前3×24時間以内に検体採取されたPCR陰性証明書の提示
  • インドネシア到着時に空港にてPCR検査を実施し、陽性の場合はすぐに指定病院にて治療に当たる
  • 空港でのPCR検査が陰性であっても、政府指定のホテルに5日間隔離滞在し、5日後に再度PCR検査を行う
  • 2回目のPCR検査が陰性であった場合、国内移動が許可される
  • これらPCR検査費やホテル隔離滞在費、陽性であった場合の治療費等はすべて自己負担とする

ホテルの宿泊費はおよそ8,000円、PCR検査も3~4,000円しますので、食費も含め6~7万円の費用が掛かります。
また、5日間隔離滞在する政府指定ホテルも自身で予約手配しておかなくてはいけないそうです。

この規制についても、2021年1月1日から2021年2月8日までとなっております。

バリ島への渡航の制限

インドネシア国内移動でバリ島に渡航する場合(ジャカルタからバリ島に移動など)、バリ島の空港にて以下の手続きが必要となります

  • 出発前7×24時間以内のPCR検査陰性証明書の提示
    日本からの渡航者は、インドネシア到着時にPCR検査を受けているので、その際の検査証が使えます
  • e-HAKへの入力

e-HAKとは、オンラインでの健康状況申請で、以下のサイトから入力し、QRコードを取得します。
>>Indonesia Hearth Alert Card(e-HAK)

この規制も2020年12月22日から発令されており、期限は明言されておりません。