体験日:2014年2月14日

 

先週の金曜日は、バレンタインデーでした。最近のバリ島も日本と同じで、バレンタインデーにはチョコレートってのが定番になっています。ただし、日本のように女の子が男の子に贈るんじゃなくて、男女問わずに愛している人にチョコレートを贈る日ってことになってます。

そのバレンタインデーに、チョコレート工場に行ってきました。

 

バリ島でチョコレート工場と言えば、チャンディダサにある「チャーリーの(!)チョコレート工場」が有名ですが、今回お邪魔したのは「エレファントキャンプ」や「アユンリバーラフティング」でおなじみのチャランサリ村にあるア・トゥルー・バリニーズ・エクスペリエンス社です。

昨年、エレファントキャンプの敷地内に、Pod Chocolateというチョコレート工場を作り、「Fun Chocolate Tour」というアクティビティを始めたので、取材してきました。

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チョコレート工場は、エレファントキャンプのスタートポイントの横にあります。

まだ、できたばかりの奇麗な建物でした。

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まずは、ウエルカムドリン(冷たいココアドリンクでした)をいただきながら、準備ができるまでお話を伺いました。

一番聞きたかったのは「どうしてチョコレート工場を作ったのか?」ということですが、「バリ島は高品質なカカオが取れ、チョコレートやココアの原料として輸出をしているが、世界的にまだ知名度が低いので、バリ島のカカオをもっと知ってもらおうと始めた」そうです。

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これが、カカオの実です。日本では、見たことがないですよね~

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カカオの実を切ると、中に白い果実に包まれたカカオの種が入っています。この種がカカオ・ビーンズ(カカオ豆)です。

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準備ができたので、ツアーのスタートです。今回はロシアから来られたアレックス君一家と一緒にツアーに参加しました。

最初は、カカオの木で、カカオの実について説明します。

木を植えてから1.5年から2年くらいでカカオの実がなります。実がなってから収穫できるまで4カ月くらいかかるそうです。

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カカオの実をカットし、中の果肉を試食させてくれました。種の周りについている白い果肉を食べるのですが、ちょっと甘酸っぱくて、ココアの香りもしておいしかったです。

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果実から種の部分を取り、この箱の中に入れて、水をかけバナナの葉っぱでふたをして一週間くらい置いておくと、種の周りについた実が腐って取れていきます。

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その種を水洗いした後、この台で3日程度日に当てて乾燥させます。

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乾燥させた種(カカオ豆)を、焙煎機で焙煎します。あたりには、香ばしい香りが漂っていました。

焙煎したカカオ豆は機械で細かく粉砕します。粉砕したカカオ豆を試食しましたが、アーモンドのように香ばしくて、カカオの香りがして、すごくおいしかったですよ。

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粉砕したカカオ豆をミルでさらに曳きパウダーにします。

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このカカオパウダーに砂糖、ミルク、ココアバターを加えて温度をかけながら練っていきます。

カカオ豆を圧縮して、ココアバターを取りだす製法もあるのですが、圧縮する機械がここにはないので、ココアバターを分離せずにチョコレートにして行くそうです。また、追加するココアバターはタバナン県にあるココアメーカーから仕入れているそうです。

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こちらは、ミルクを入れずにカカオパウダーの量を増やしたビターチョコレートです。

この工場では、ミルクチョコレートとビターチョコレートの2種類を作っています

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チョコレートの配合が分かるようにサンプルが置いてありました。ここでは、砂糖、カカオ、カカオバター、ミルク以外の添加物は使っていないということです。

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そして、練ったチョコレートを冷やすのですが、冷たく冷やした大理石のテーブルの上にチョコレートを広げ、ヘラで練りながら温度を下げていきます。

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このように、ヘラで広げたり、練ったりしていくのですが、職人技って感じがしました。

また、時々非接触型の温度計でチョコレートの温度を測りながら、冷え具合を確認していました。

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こちらで、チョコレートの試食をします。工場で作るミルクチョコレートとビターチョコレートの味をチェックしましたが、変に甘くなく、それでいてコクがあって、おいしいチョコレートでした。

 

さぁ、次はいよいよ、チョコレート体験です。自分のオリジナルチョコレートを作りますよ~

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ベースとなるチョコレートは、ミルクチョコとビターチョコ。どちらをベースにするか選びます。

それに、アーモンドやカシューナッツなど10種類のトッピングから3種類を選びます。

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アレックス君一家は、こんな感じ。アレックス君とお母さんはミルクチョコレート、お父さんはビターチョコレートをセレクトしました。

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セレクトした内容に沿って、各人にチョコレートとトッピング、それと型が準備されます。

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袋に入ったチョコレートを丁寧に型に流し込んでいきます

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アレックス君ちょっと、はみ出していますね~

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こちらは、お母さん、さすが主婦だけあって、うまいです。

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すべての型にチョコレートを入れたら、トッピングを載せていきます。

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トッピングができたら、冷蔵庫で15~20分冷やして固めて完成です。

完成したチョコレートは、ラッピングしてお持ち帰りいただけます。

 

この工場には、売店があり工場で作られたチョコレートを販売しています。

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おいしそうなチョコレートがいっぱいですが、今回、私はこのチョコレートを買いました

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バレンタインデーなんで、だれか贈る人がいればいいんですけど・・・・

誰もいないので、自分で食べちゃいました~

 

Pod-chocolate工場ツアーのご予約は>>バリ島旅行.com・チョコレート工場ツアー

 

※こちらの記事は2014年2月14日に体験したものです。現在、一部内容が変わっている可能性がございます