2021年4月のバリ島におけるCovid-19関連の規制情報などをお伝えします。

本情報は在デンパサール日本総領事館からの情報を基にしております。

社会活動制限の期間及び該当エリア延長

Covid-19感染拡大防止を目的とした社会活動制限の期間並びに該当エリアが変更になりました。

期間について

3月末までとしていた活動制限は4月19日まで延長されました。

期限についてはこれまで何度も延長されており、Covid-19感染が収まらない限り延長が継続すると思っていた方がよいでしょう。

該当エリアについて

これまでジャワやバリなど15州に出ていた社会活動制限を以下のエリアにも適応することになりました。

アチェ州、リアウ州、南スマトラ州、北カリマンタン州及びパプア州

外国人入国規制の緩和

外国人のバリ島渡航が可能となりました

2月末まで、KITAS,KITAPを所有するもの以外の外国人へのビザ支給をすべて停止していましたが、3月26日より以下のビザの発給を再開しました。
これにより、外国人のバリ島渡航が可能となっております。

  • ビジネス目的の短期滞在ビザ(B211Aビザ)
  • ワーキングビザ、リタイアメントビザ、婚姻ビザといった長期滞在ビザ

ビザの申請、受領はすべてオンラインによるe-VISAとなっております。

ビザ取得に関しては、専門のビザエージェントにご相談ください。

入国時の隔離制限等について

ビザ発給並びに外国人の入国が可能にはなりましたが、入国時の隔離等の規制はまだ継続しております。

  • 出発時刻前3×24時間以内に検体採取したPCR検査陰性証明書の提示
    (航空機搭乗手続き時に提示が求められます)
  • インドネシア到着時に上記PCR陰性証明書の提示
  • インドネシア到着時に、政府指定ホテルにて5日間の隔離を行う
  • 5日間の隔離期間中の1日目と5日目にPCR検査を受ける
  • 両方のPCR検査にて陰性が証明されたら、国内移動が許可される
  • 5日間隔離でのホテル代、PCR検査代は全て旅行者負担とする
  • 万一PCR検査にて陽性と判定された場合は指定病院にて治療を受ける
  • 治療費は100%旅行者が負担する

現在日本からバリ島への直行便は運行されておりません。
全て、ジャカルタ経由となります。

隔離制限についての注意事項

外国からインドネシアに到着した旅行者は、PCR検査陰影証明書を所持していても、政府指定ホテルでの5日間の隔離滞在と2回のPCR検査が義務付けられています。
ここでは、その5日間の隔離滞在についての注意事項を説明します

ホテルは自分で予約する

滞在するホテルは自分で予約手配します。
各ホテルは、5日間の滞在と食事、空港までの送迎、PCR検査がセットされたパッケージを出しています。

ホテルの予約はAgodaやBooking.comなどオンライン予約サイトで取られても結構ですが直接ホテルに予約したほうが、パッケージの利用などができて便利かと思います。

政府指定のホテルリストは以下リンク先にあります。
ただし、時々指定ホテルが変更になるそうですので、ホテル予約時に、政府指定ホテルかどうか必ず確認するようにしてください。
>>在インドネシア大使館からのお知らせ(隔離ホテルリスト)

ホテルによって快適度に差があります

隔離ホテルに滞在された方の話によると、ホテルによって滞在快適度がかなり違うようです。

例えば、あるホテルは、部屋は広くテレビなどもあるのですが、5日間一切部屋から出ることは禁じられ、高層ホテルの為、窓も開かず、かなりつらかったという事です。
唯一の救いは、3回の食事がおいしくて、量もたっぷりあったという事です。

他の方の話では、ホテルから出ることはできなかったが、部屋から出て屋上などを散歩することができた。
Go-FoodやGrab-Foodのようなフードデリバリーも依頼することができたそうです。

このように、ホテルによって制限も違うようですが、これら情報は公式には出ておりません。
SNSやブログなどネット情報を丹念に調べ、確認してください。

PCR検査スケジュールに注意

滞在日数ですが、5日×24時間=120時間滞在という事ではないようです。
実際は、5日目に2回目のPCR検査を行い、陰性証明書が出たら移動可能となるようです。

ホテルによっては、4日目の昼に検査を行い、翌5日目の午前中に結果が出るので、午後の飛行機でバリ島移動が可能となる。
また、別のホテルでは、検査結果が出るのは5日目の夕方なので、バリ島渡航は翌日の朝になる。
という事があるそうです。

さらに、ジャカルタ到着時刻が夕方や夜になると、PCR検査の予定が後ろにずれるそうです。

この検査スケジュールは各ホテルごとに違うので、ホテル予約時にPCR検査スケジュールを確認し、バリ島への移動スケジュールを決められるといいでしょう。

なお、PCR検査の結果が出るのが遅れると、飛行機の出発に間に合わなくなることがあります。
そのため、ガルーダインドネシア航空などは、ジャカルタからバリ島へ移動する飛行機のフライト日をジャカルタ到着後6日目にするように強く勧められます。
万一の事を考えて、バリ島移動は6日目にした方がいいかもしれませんね。

インドネシア国内移動時の検査方式追加

インドネシア国内移動時のCovid-19検査方式が一部追加になりました。

従来は2×24時間以内に検体採取をしたPCR検査もしくは迅速抗原検査の陰性証明書が必要でした。
4月より、これに空港ターミナルで検査可能なGeNose検査での陰性証明書が追加されました。

バリ島に移動されるときに必要な物

1)以下の検査陰性証明書のうちいずれか

  • 2×24時間以内に検体採取したPCR検査陰性証明書
  • 2×24時間以内に検体採取した迅速抗原検査陰性証明書
  • 出発空港で行うGeNose検査陰性証明書

2)e-HAC登録
 (e-HAC登録方法については先月のバリ島ニュースをご覧ください)

ラマダーン月

4月12日から5月12日までイスラムのラマダーン月(断食月)が始まる予定です。
例年、ラマダーン月およびそれが明けた時期に世界的にテロの緊張が高まると言われていますので、ご注意ください。

バリ島においては、現在テロの兆候や情報などはありませんが、テロはいつ、どこで起きるかわかりませんので、充分な注意が必要です。

以下、外務省ホームページ広域情報の掲載を転載いたします。

(1)外務省海外安全ホームページに掲載されているテロ・誘拐情勢のほか、危険情報、「たびレジ」、各種報道等を通じて最新の関連情報の入手に努める。
(2)特に、金曜日に注意する。金曜日はイスラム教徒の集団礼拝日であり、その際、モスク等宗教施設や群衆を狙ったテロや襲撃が行われることがある。本年のラマダン月及びイードについては、4月16日、23日、30日、5月7日、14日が金曜日に当たる。
(3)以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識し、できるだけ近寄らないようにする。
 観光施設やその周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、ナイトクラブ、映画館、公共交通機関等人が多く集まる施設、教会、モスク、シナゴーグ等の宗教関係施設、政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)等。
(4)やむなく上記(3)の場所を訪れる場合は、あらかじめ非常口等の避難経路を確認しておく、周囲の状況に注意を払う、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる、できるだけ滞在期間を短くするなどの対策に加え、その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(5)有事の際には、現地当局の指示があればそれに従う。特に、テロに遭遇してしまった場合には、警察官等の指示をよく聞き、冷静に行動するように努める。
(6)その他以下の一般的な留意事項にも留意する。

外務省海外安全ホームページ・広域情報