Mason Adventures Mountain Cycling

先日Mason Adventures社のマウンテンサイクリングに行ってきましたので、その様子をレポートします。

マウンテンサイクリングはキンタマーニ高原を出発し、ウブドの北タロ村にあるKoko Bambu Restaurantまでの下り坂をバリ島の村や生活、宗教などを見学しながら約2時間かけて走るサイクリングです。

今回はあいにくの曇り空でしたが、楽しく体験することができました。

受付とスタートポイントまでの移動

Mason Adventure送迎車

お泊りのホテルまでは、この送迎車がお迎えに参ります。
送迎車は、同じエリアの他のお客さまを拾いながら、キンタマーニ高原に向けて進みます。

Mason Adventures アクティビティ受付

途中、クデワタンにあるAdventure Cafeによります。
ここは、Mason Adventuresの、ラフティングやサイクリングの受付になっています。
この後、サイクリングのスタートポイントまで約45分間、トイレ休憩などはないので、おトイレはこちらでしっかりと済ませておいてください。

受付が済んだら、また送迎車でスタートポイントに向かいます。

本来でしたら、バトゥール山やバトゥール湖が見渡せる場所でちょっと休憩をするのですが、この日は天気が悪く、山や湖が全く見えなかったので、直接スタートポイントに向かいました。

スタート前の準備風景

今回は、欧米からきているお客様のグループに混ぜていただきました。

自転車の調整や準備が出来たら、ガイドさんからコースや注意事項の説明を受けます。
説明は英語でしたが、身振り手振りも交えて簡単な英語ですので、中学生程度の英会話力で十分理解できると思います。

サイクリングスタート

スタートゲート

全員の準備が出来たら、サイクリングスタートです。
今回は12名の参加でしたので、ガイドさんが3名ついてくれました。
一人が先頭、もう一人が中間、そしてもう一人が最後から付いてきます。

ダウンヒルロード

ルートは、ほとんどが下り坂なので、あまり自転車をこぐような場面はありませんでした。

安全のため、車が通らない田舎道を走っていきますが、途中このように車の往来がある道も走ります。
その際は、ガイドさんが安全に注意してくれるので、かなり安心して走ることもできます。

スタート地点は、標高が高く、また当日は天気が悪かったので、かなり涼しい気候でした。
外人さんの中にはTシャツだけで走っている方もいましたが、私はポロシャツの上から薄手のジャージを着て、さらにカッパ(ビニール製のポンチョ)を着ていましたが、そこそこ涼しかったです。

バリ島文化の説明

途中、休憩を兼ねてガイドさんからバリ島についていろいろな事の説明があります。

この場面では、バリ島の結婚についての話がありました。
バリ島でよくあるのが、MBAによる結婚という話です。
MBAとは、「Marriage By Accident」、日本風にいうと「できちゃった婚」だそうです。
ちなみに、このガイドさんもMBAということでした。

ダートロード

時には、こんなダート(未舗装の道)も走ります。
ダートと言っても、それほどひどい道はありませんでした。

バリ島の畑を見学

まだ標高が高いので、田んぼはなく、このような畑や果樹園ばかりでした。

村の中の道

40分ほど走ると、周りに家が増えてきました。
その中の1件の家の前で止まり・・・

農家を見学

長めの休憩をしながら、バリ島の伝統的な住宅についての話がありました。
この家は家族3世帯が同居する家で、世帯ごとに台所があるそうです。
古い伝統的な台所で、ガスはなく、マキで煮炊きをしていました。

奥では若夫婦が木を削って木製の人形を作っていました。
農作業の傍ら、人形を作り、お土産物屋さんに卸しているそうです。
こうやって現金収入を得ているという事でした。

お寺の前で宗教の説明

途中、雨が降ってきましたが、それほど強い降りではないので、かっぱを着てサイクリングを続けます。

エレファントサファリパークのあるタロ村に入り、そこの中心にある大きなお寺の前で休憩です。
ガイドさんから、バリ島の宗教バリヒンドゥー教について熱心な説明がありました。

稲刈り後の田んぼ風景

途中、景色が急に開け広い田んぼが見渡せる場所に出ました。
ただ、残念ながら半分ほど稲刈りが済んでいました。
田植え後や稲が育ってきたときに行ったら、すごくきれいな風景が見られたと思います。

ゴール直前

ゴールのKoko Bambu Restaurantが見えてきました。
もう一息です。

サイクリングゴールとランチ

地下駐車場へ移動

レストランの地下の駐車場がゴールです。
ここまで約2時間、下り坂ばかりでしたが、結構疲れました。

冷たいおしぼり

ゴールでは冷たいおしぼりが渡されますので、これで汗をぬぐって上のレストランに移動します。

Coco Bambuu Restaurant

Koko Bambu Restaurantは、竹を使った美しいレストランで、座席数も多く風が吹き抜けてとても涼しい場所です。
お着替えが必要な方は、スタッフに申し出てください。
地下駐車場にシャワールームがございますので、そちらでお着替えが可能です。

プールサイドの席

私は、ずうずうしくも一番見晴らしのいい、プールサイドの席を陣取りました。

写真に写っているアクア(ミネラルウォーター)は、サイクリングスタート時に支給されたものです。
それ以外にも、レストランではジュースやビールを頼むことができますが、別料金となります。

この後、ランチですが、メニューが「ナシゴレン(バリ島風チャーハン)」「ミーゴレン(バリ島風焼きそば)」「ナシチャンプル(定食)」から選びます。
サイクリングスタート時にランチを選んでおくのですが、今回はナシゴレンにしました。

アペタイザー

まず、アペタイザーとしてサラダとかき揚げが出てきます。
ニンジンや玉ねぎのかき揚げは熱々で、特性のピリ辛ソースとよく合っておいしかったです。

ナシゴレン

メインのナシゴレンです。
付け合わせで、サテ(焼き鳥)、クルップ(えびせん)そして3種類のサンバル(チリソース)が付いていました。

もちろん、ナシゴレン、すごくおいしかったですが、サテのお肉がすごく柔らかくてとてもおいしいです。
ここのサテはバリ島に中でも3本の指に入るのではないかと、私は思っています。

デザートのフルーツ盛り合わせ

デザートは、フルーツの盛り合わせとバリ島の伝統菓子ダダールでした。
ダダールはパンダンという植物で緑の色を付けた米粉のクレープで、甘く味付けをしたココナッツをくるんだもので、ほんのりとした甘さがおいしいのですよ。

Mason Adventuresは、このKoko Bambu Restaurantや、クデワタン村のAdventure Cafe、そしてタロ村エレファントサファリパーク内のレストラン、どこに行っても食事がとてもおいしいのです。
この食事を楽しみに、アクティビティをやってもいいと思えるくらい(言いすぎでしょうか?)おいしい食事なのですよ。

チョコレートファクトリー

また、このレストランはチョコレート工場も併設しています。
ランチの後は、ちょっとこのチョコレート工場を覗いてみましょう。
オリジナルチョコレートのテイスティングもできます。

ジェラート

さらに、ジェラートもありますよ~

まとめ

Mason Adventuresのマウンテンサイクリングの体験をご紹介しました。
最後に、服装・持ち物や注意事項などをご紹介します。

服装

上はポロシャツやシャツなど動きやすいものがいいでしょう。
スタート地点は標高が高く、天気によってはかなり寒く感じるので、ウィンドブレーカーなど羽織るものがあるといいです。

したはハーフパンツがおススメです。
ロングパンツだと、裾がペダルに引っ掛かったりする恐れがあります。

履物は運動靴でお願いします。

持ち物

  • 上だけでいいので着替えをお持ちください
  • 汗拭きタオル
  • お金(サイクリング中は不要ですが、レストランでのお飲み物などに必要です)
  • カメラ(用具は保険適応外ですのでご注意ください)
  • 日焼け止め
  • 虫よけ
  • サングラス
  • ヘルメットをかぶるので、帽子は必要ありません
  • お財布や携帯、着替えなどを入れるデイパックがあるといいですよ

注意事項

  • コースの大半は下り坂ですが、途中何か所か上りの個所もあります
  • ガイドさんの指示に従い安全運転で楽しんでください
  • 強い雨の時は雨宿りしますが、小雨の場合はかっぱを着てサイクリングを続けます。(カッパは主催者側で準備しております)
  • ホテル出発は07:00-08:30(ホテルエリアによって変わります)
  • ホテル帰着は15:00-17:00ごろになります

最後に、今回の体験の様子を動画にしました。
こちらもぜひご覧ください。