バリ島入国時に必要なe-CD(電子税関申告書)
作成方法について解説します
外国に入国する際、持ち込む荷物などに関して税関申告が必要です。
インドネシアの場合、以前は飛行機の中で用紙を配り、手書きで申告書を作成していました。
しかし、現在はe-CD(電子税関申告)といって、スマホやPCで税関申告を行い、その際に発行されるQRコードを税関検査の係員に提示するという方法に変わっています。
この記事では、e-CD(電子税関申告)の申告方法について解説をします。
すでに手書きの税関申告書はありませんので、この記事を参考にオンラインで税関申告を行い、入国時の手続きをサクッと終わらせましょう
事前に準備するもの
- パスポート番号
- バリ島に渡航する航空便の便名
- 宿泊ホテル名
パスポートや航空券をオンラインでアップロードすることはありませんが、データーを打ち込みますので、手元に置いて税関申告書を作成しましょう。
申請期限
申請手続きはインドネシア到着の2日前からできます。それ以前は申請ができません。
また、申請は税関申告前までに行ってください。空港に到着してから申請してもかまいません。
スマホやパソコンがない方は到着空港の税関ブースにパソコンがありますので、それを使って申告をしてください。
税関申告書の作成方法
以下のURLリンクをクリックし、税関申告公式サイトにアクセスします。
税関申告は無料です。もし、申告途中にクレジットカードの番号入力画面が出てきたら、それは詐欺サイトか申告代行サイトですので、カード情報は入力せず、そのサイトから離れてください。
インドネシア税関情報
右上の「Indonesia/English」欄をクリックすれば表示言語が変わりますが、2025年5月時点ではインドネシア語か英語しか表示できません。
このページでは輸入禁止品や免税範囲などを紹介しています。
以下、内容を簡単に紹介します。
- 違法薬物や麻薬、危険物、武器、テロ関連品、ポルノ製品などは持ち込みできません。
- Rp100.000.000(1億ルピア)相当以上の現金、外貨、有価証券などを持ち込む場合は税関職員に申請してください。
- 海外で購入、取得し持ち帰らない個人所有物の免税額はUSD500までです。
- 21歳以上の乗客1人あたり1L(リッター)までのアルコール飲料は免税されます。
- 18歳以上の乗客1人あたり以下のタバコ製品は免税されます。
紙巻きたばこ:200本/葉巻:25本/葉タバコ:100g
固形電子タバコ:140本/オープンシステムVAPE:30ml(ミリリットル)/クローズドシステムVAPE:12ml - 免税範囲を超えたアルコール飲料、たばこ製品は没収・廃棄されます。
- 個人使用を目的としない品物を持ち込む場合は税関法、輸入制限を順守しなくてはいけません。
- 海外で購入、取得したスマホなどの通信機器をインドネシア国内のモバイルネットワークで使用する場合は空港到着ターミナルの税関職員に報告をしてください。
内容を確認したら右下の「Next」をクリックします。
データー削除警告
ご使用の機器で以前電子税関申告を行った事があると、上部のような表示が出ます。
これは以前入力したデーターをまた使うかと聞いているので、使う場合は「Yes」を、使わずに新たに入力する場合は「No」を入力します。
渡航情報入力
このページで渡航者情報を入力します。
ご家族で渡航される場合は、代表者がまとめて申請することができます。
注意事項
- 氏名、パスポートナンバー等はパスポートに表示されている通りに入力してください。氏名は漢字入力はできません。パスポート通りの半角英字で入力してください。
- 到着場所は入国審査を受ける空港です。ジャカルタ経由の方はジャカルタになります。
- フライトナンバーはインドネシアに到着する航空便の番号です。経由便で渡航される方は日本を出発する便ではありませんのでご注意ください。
- 到着日の欄はクリックするといくつかの日付が表示されますので、その中から選んでください。
到着日は航空券に書かれている到着日を選択してください。航空機のディレイや空港混雑により日付が変わってしまっても、航空券に書かれている日付になります。 - 生年月日は「日」-「月」-「年」の順番で入力します。
- 荷物の数は、家族の分もまとめて申告する場合は、家族全員の合計数を入力してください。
手荷物のハンドバッグなども1つと数えます。
家族の分もまとめて申請する場合は、「+Add」ボタンを押し、表示された欄に同行家族の「パスポートナンバー」「氏名」「パスポート発行国」を1人ずつ入力します。
福数人いる場合は、1人分入力したらまた「+Add」ボタンを押して次の人のデーターを入力していきます
入力が終わったら右下の「Next」ボタンをクリックします。
税関申告の有無判定
以下に記載されている税関申告が必要なものを持っているかどうかを各自で判断し、持っていれば下の「Yes」をクリック、持っていなければ「No」をクリックします。
税関申告が必要なものを紹介します。
- 1)動物、魚介類、植物並びにそれら由来の加工品。
- 2)大麻、向精神薬、麻薬、銃器、空気銃、武器、爆発物、ポルノ商品、ポルノ出版物。
- 3)Rp100.000.000(1億ルピア)相当以上の現金、外貨、もしくは有価証券など。
- 4)免税範囲を超えているアルコール飲料やタバコ製品。
- 5)海外で購入、取得した免税範囲を超えている個人使用目的の品物。
- 6)海外で購入、取得した個人使用目的以外の品物。
- 7)インドネシア再輸入商品。
- 8)インドネシアで一時的に使用し、海外に持ち帰る事を目的とした海外製品。
9)海外で購入取得し、インドネシア国内のネットワークを使い通信をする携帯電話、タブレットなど通信機器を持っている場合は、下の「Yes」をクリック、持っていなければ「No」をクリックしてください。
ただし、90日以内に帰国される短期旅行者は「No」をクリックしてください。
最後にチェックボックスをクリックし、チェックを入れたら右下の「Submit」ボタンをクリックします。
QRコードの表示
正しく入力できたら、QRコードが表示されますので「Download」をクリックしてQRコードを保存してください。
このQRコードはインドネシア到着時の税関検査で使用しますので、スマホなどに保存し、すぐに表示できるようにしてください。
保存ができたら「Clear Data」ボタンをクリックし、税関申告を終了します。
QRコードの保存に失敗した、申請内容に間違いがあったといった場合、QRコードの再表示や内容修正はできません。
その場合は最初から申請をやり直してください。
間違ったデーターや過去入力したデーターの削除などは必要なく、二重登録になるといった事はございません。
バリ島に到着したら
空港の入国管理審査を受けたら、ターンテーブルから預け荷物を受け取ります。
その後、税関審査窓口の係員に登録QRコードを提示します。
「税関申告が必要なものを持っていますか」のページで「Yes」をクリックした方は、係員から事務所に行って申告するように指示されますので、その指示に従ってください。
税関申告が必要ない方でも、次の行程でX線検査をお願いされることがありますので、その場合は係員の指示に従い荷物のX線検査を受けてください。
注意事項
- 紙の税関申告書はもうありませんので、必ずe-CDで申告をしてください。
- e-CDは到着2日前から行えます
- 一度に一人が持ち込める現金は10億ルピア(約900万円)までです。また、1億ルピア(約90万円)以上の現金、有価証券を持ち込む場合は、税関申告が必要になります。
- 虚偽の申告をした場合は、罰金刑となります。特に現金持ち込みは正確に申告しましょう。
よくある質問
- e-CDは必ずやらなくてはいけませんか?
- はい、バリ島インドネシアに入国する場合は、必ずe-CDで税関申告をし、到着空港で税関審査を受けてください。
- スマホを持っていませんがどうしたらいいのでしょうか?
- e-CDはパソコンでもできます。申告後に表示されるQRコードをプリントアウトして持ってきてください。
- 家族全員分を行わなくてはいけないのでしょうか?
- ご家族で旅行される場合は代表者1名分だけで結構です。その場合渡航情報のページで同行家族のパスポートナンバー、氏名、パスポート発行国といったデーターを入力してください。
- 家族ではなく友人グループの場合まとめて申告はできますか?
- 明確なルールは発表されていませんが、家族以外のグループの場合、まとめての申告は避けたほうがいいでしょう。ご友人がパソコンやスマホの操作に慣れていないなどで申告できない場合は、他にわかる方が代行して申請してもかまいません。
- 多額のお金を持ち込みたいのですが
- 1人当たり10億ルピア以上のお金は、持ち込むことができません。事業資金や不動産購入のためにお金が必要な場合は、銀行で送金してください。
10億ルピアは2025年05月のレートで約900万円です。円~ルピアレートは毎日変わりますのでご注意ください。 - 薬の持ち込みはできますか?
- 個人で使用する分なら持ち込めます。胃薬や風邪薬など市販の薬は何の薬剤かわかるように個装箱などパッケージごと持ち込んでください。
処方された薬は、できたらお医者さんの処方箋(英文)があるとよいでしょう。
特に向精神薬や睡眠薬はチェックが厳しいので、必ずお医者さんの診断書(英文)を持ってきてください。 - スマホの持ち込みは届け出がいると聞きましたけど?
- 90日以上滞在する長期滞在者や、バリ島に住んでいる方にプレゼントするといった場合は、IMEI登録という届け出と関税の支払いが必要ですが、短期滞在の旅行者は届け出は要りません。
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