波情報の読み方
朝から準備して、ビーチに来たのに、海は大荒れでサーフィンはできない。
本当に、がっかりですよね~
こんなことにならないように、事前に波情報をつかんで、ごきげんなポイントを探しましょう。
この章では、一般的な波情報の読み方をご紹介しております。

波情報はどこで手に入れるの?
ビーチの波情報は、サーフショップやサーフスクールで発信しています。
最近はインターネットの発達により、毎日ホームページやブログで波情報を発信しているショップ、スクールあるいは個人の方もいます。
バリ島でも、多くのサーフショップやスクールがホームにしているポイントの波情報をネットなどで流してくれています。また、ブログで波情報を流している個人のサーファーもいますので、お気に入りのポイントの波情報を探してみましょう。
波情報の読み方
波情報は、ショップ、スクールによって書き方が違いますが、一例としてご紹介いたします。
<レギャンビーチ波情報>
Check 時刻:2011/12/27 09:08
天候:曇り
風:強/オンショア
サイズ:胸~肩
フェイス:D
コンディション:▽
波情報の各項目について説明します。
- Check時刻
- 海の状況をチェックした日時です。海の状況は刻々と変わっていきますから日付だけではなく、何時にチェックした情報なのかもしっかり確認してください。
- 天候
- チェック時の天候です
- 風
- 風の強さ、方向を示しています
<風の強さ>
・やや強~強烈
海面が風によりかなり影響される強さです。強烈なオンショアの風ですと、グチャグチャな波となりますので、サーフィンはあきらめた方がいいでしょう
・中
ちょっと風が強いですが、ライディングは可能なレベルの風です
・微~弱
海面への影響はほとんどない風の強さです
・無風
サーフィンをするのに最適な状況です。
<風の方向>
・オンショア
海からビーチ(陸)に向かって吹く風。オンショアの風は海面を乱すので、あまり強いオンショアの風だと、波が乱れサーフィンができない事があります。
・オフショア
ビーチ(陸)から海に向かって吹く風。一般的にオフショアの風は波のフェイスを整えるので、サーフィンをするのには良い風です。ただし、あまり強いと波の面を乱すので、強すぎるオフショアの風はサーフィンに適しません。
無風あるいは、弱いオフショアの時がサーフィンをするのに最適なコンディションです。 - サイズ
- 波のサイズです。日本人サーファーは「膝」「胸」と体の部位で波のサイズを表しますが、外国人の場合は「1ft」「2ft」と長さで表します。また、日本人と外国人は波のサイズの測り方が違うので注意してください。
詳しくは、こちらをご覧ください>>海と波について知ろう(1) - フェイス
- 波のフェイス(実際にライディングする部分)の状況です。
・A・良好、楽しくサーフィンができます
・B・まあまあ:Aより悪いレベルですが、サーフィンをするのは可能です
・C・悪い:あまりサーフィンには適さない状況です
・D・最悪:サーフィンにはきびしい状況です - コンディション
- 波全体のコンディションです
・◎:エクセレント!年に数回しかない、最高の状況です。
・○:グッドコンディション!問題なくサーフィンができるレベルです。
・△:まずまず、遊べるレベルです
・▽:なんとか、サーフィンができるレベルです。
・×:サーフィンをするには厳しいレベル、あるいはクローズの状況です。
・-:濃霧などで海面の状況がチェックできない状況です
バリ島の風とコンディション
バリ島の雨季(10月~3月)は南西から風が吹き、乾季(4月~9月)は南東から風が吹きます。

雨季は南西からの風なので、クタやウルワツなどの東海岸はオンショアになり、海面が荒れてサーフィンには適さない状況となります。逆にサヌールやヌサドゥアなど東海岸は陸からの風、オフショアになるので、サーフィンに適したコンディションとなります。
逆に乾季は南東からの風なので、オンショアになる東海岸のポイントはいい波が立たず、オフショアになる西海岸にいい波が立ちます。
これにより、西海岸のポイントは乾季、東海岸のポイントは雨季がいいと、言われますがその日のコンディションによっては雨季の西海岸でも充分サーフィンが楽しめる場合もあります。
なお、バリアンやマディウィといった、南向きのポイントは横風になるので、一年中サーフィンが楽しめるポイントとして知られています。